2024年3月ショートクルーズ1日目は「小豆島(草壁港)」、「桟橋食堂」は閉店中!

(HAPPY艇からの寄稿記事)
12時15分に「仁尾マリーナ」を出港しました。今回はたった2泊3日のショートクルーズですが、年寄り必定の生活備品をも含むと、それなりの持ち込み量で呆れます。いちいち列挙しませんが、皆さんお解りでしょう。例えば、薬なんか毎日飲まなくても、のりしろの少ない我々の人生において誤差の範囲なんでしょうが、律儀に薬を飲んでしまう訳です。こうして、万が一に対する警戒感から、あれやこれや積み込む事になっていくのでした。

さて、約50マイル先の「草壁港」、ほぼ、瀬戸内海の「東西航路」に沿って走り、2時間後の14時15分に着きました。「草壁港」の浮き桟橋利用はひさしぶりです。もうかれこれ5回目の「小豆島」寄港になりますが、多くは判(ハン)で押したように「ベイリゾート小豆島」の専用桟橋を利用していました。理由は最上階の展望温泉風呂が気に入っていたからです。

今回は「ベイリゾート小豆島」ではなく、一捻(ひねり)加えてこの「草壁港」浮き桟橋(海の駅)に艇を着けてワンナイトすることにしました。この桟橋に立ち寄ったのが今から5年前、当時あった「桟橋食堂」は、切り盛りしていたおばちゃんの高齢化により店じまいしていました。でも予約の電話はつながります。小豆島を代表する「草壁港」、その海の駅となるこの桟橋の管理は同じおばちゃんが続けていました。お会いして「おばちゃん、桟橋食堂を綺麗にしているようだが、近々店をリニューアルオープンするの?」の問いに「雨漏りが始まったので屋根の修理、外壁の整備だよ、店はやめたよ」の返事。そんな会話をしながら係船手続きを旧食堂内で済ませました。係船料金は¥2,450ですから、価格の変化はありませんでした。

「まだ、僕の艇の名刺、壁にあるかなぁ」と思って、店内の壁に貼られたたくさんの古い名刺に目をやりながら、探し始めました。なんといきなり「仁尾マリーナ」の僚艇「ピスターリ」の名刺が目に飛び込んできました。新しい名刺は少ないので目立ちます。そこで写真をパチリ。確かに、出港前日にオーナーのK氏と話した時、彼も「草壁港」に入ったと言っていました。彼が提供してくれた情報が妙に艶(なま)めかしかった印象をその時受けましたが、この名刺の白さが氏の来訪の新しさを物語っています。

さて5年ぶりの「小豆島(草壁港)」でしたが、我々ロングクルーズ組にとって1番の変化は下記写真のコインランドリーの誕生です。桟橋から見える距離です。これは大変に助かります。あとは歩ける近いところに日帰り温泉施設があればいうこと無しですね。

入港時気になったのは「草壁港浮き桟橋」に並んで存在している豪華なこの施設(下記写真)でした。「誰の物?」と 配達給油(コスモ石油草壁港)のスタッフに聞いたところ、企業の研修施設だとか、「研修施設になんでこんなに立派な浮き桟橋あるの?」と重ねて聞きましたが、「実際には個人の別荘のようらしく、研修施設としてはほとんど使われていないと思う」との回答。すごいなぁ。

実は今日は副長の誕生日なんです。知らんぷりしてサプライズと忘れたフリをしていました。ですから、通常の船内ディナーはやめて外食。それで副長に合わせて焼肉「道草」を選んで出向きました。本来はイタリアン的な横飯がふさわしいのでしょうが、こうした店はいずれも島の高台にあるので、歩いていくにはちとしんどいです。

上記の写真を見れば、この店「道草」がどのお味のレベルにあるか容易に想像がつきますでしょう。さすが、地元焼肉1番評価の店だけあります。

明日は、雨の予報、「牛窓」に行って、「備前長船刀剣博物館」に行くつもりです。

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