NYOCとは

個人の意思を尊重する平等で自由な集まりです

NYOC(仁尾ヨットオーナーズクラブ)は、自ら操って海に出るヨットオーナーの集いとしてのキャビン茶話会が起点となり、2017年に仁尾マリーナに自然発生的に産声を上げたヨットクラブです。

自然発生ですから、クラブ固有のルールもなく、ヨット、ボート問わず、古参メンバーも新人メンバーも平等に遇されマイペースで広い海を楽しんでいます。

メンバー構成は仁尾マリーナ所属艇にかぎらず、他マリーナに移ったオーナーの方々にも及んでいます。また、近年は関東圏からビジターとして訪れてそのままホームポート変更するというオーナも増えてきております。

そんな状況のなか、遠距離オーナー各位より情報共有をスムーズに行うためのホームページ要望があり、このほど開設されました。

そんな多種多様メンバー各位ですが、海が大好きを大前提に美味しい料理、美味しいワイン&ビールを、ある時はメンバー艇のキャビン、デッキで、ある時はクラブハウスのオーナーズルームで、またある時はマリーナの椰子の木の下で集って楽しんでいます。

夕日が美しいことで有名な燧灘に「仁尾マリーナ」が面しているので、否が応でもその集まりは感動的です。

NYOC(仁尾ヨットオーナーズクラブ)代表 松王士郎

2022年7月

Vison

「憧れを変革の原点にできる社会の実現」

自分の艇を操って海に出る、時には満月のオーバーナイト、さらには遠い島々への遠征クルーズ。私たちはこのようなシーンに憧れて育った世代です。
「太陽がいっぱい」のアラン・ドロン、「太平洋ひとりぼっち」の石原裕次郎、「光進丸」の加山雄三といった有名スターによって描かれたシーンは、今日一般人も楽しむ豊かな社会に日本もなりました。しかしながら時代は複雑化し、こうした単純な憧れに人生を賭け、無邪気に振る舞うことが許さない風潮も生まれています。このことから私たちNYOCは、「憧れを変革の原点にできる社会の実現」をビジョンとし活動しています。

Mission

「ヨット、ボーティングの領域でビジョンを可視化していくこと」
NYOCは「憧れを変革の原点にできる社会の実現」をビジョンとし、とりわけ私たちのフィールドである「ヨット、ボーティングの領域でビジョンを可視化していくこと」をミッションと考えるようになりました。憧れを形にする、口にするのは簡単ですが、実際に行動を起こせば様々な障害に遭遇します。ささやかな一歩であっても実践を重んじることで、ビジョンの実現の初手になればと考えてます。

Strategy

NYOCは、掲げたビジョンとミッションを仁尾マリーナにおいて実現するべく、支援活動を行なっていきます。


1.マリーナホスティタビリティー向上支援

地方のマリーナ施設は、国体開催を契機に新たに整備された所が大半です。大会終了後は民間に運営を委ね、その受託会社は指定管理会社として、施設管理を中心に運営を行っています。指定管理会社は、施設管理に実績のある事業会社から公募され、受託後は収益確保の観点から、効率化やコスト削減策を進めることになります。その結果、ともすればマリーナ自体が縮小均衡に陥ることがあります。
しかし、マリーナ繁栄の全体最適を考えると、こうしたコスト削減策だけに頼るのではなく、マリーナの契約艇数増、ビジター艇来訪増、観光施設としてのマリーナ訪問者増、レストランやイベント等による周辺事業機会の創出、といった策も重要であると考えます。これらはすべてマリーナホスティタビリティーの向上策となります。

NYOCは、これらに不足するノウハウ、人材提供といったマリーナマリーナホスティタビリティー向上のためのさまざまな提案を行っていきます。


2.マリーナの賑わい演出支援

私たちは、マリーナの賑わいを演出することで、マリーナ自体を地元観光資源として活用し、新たな雇用と経済効果の実現を図るべきと考えています。具体的には、1人でも多くの地域住民雇用と、1艇でも多くの契約者獲得、1艇でも多くのビジター艇来訪、そして1人でも多くの観光客や施設利用者の増加を図ることこそが、ヨットやボートマンだけの施設から、開かれた観光資源のひとつに進化することにつながると考えています。その一つの証左がNYOCによる2階レストラン招聘と、開店後の利用推進、これにより新たな雇用機会、マリーナ来訪者の多様性が生まれています。
これ以外にもNYOCは、知恵を絞って地元経済への波及効果も図れるマリーナ運営となるためにこれらに対する支援を行っていきます。


3.マリーナを瀬戸内海クルーズのメッカにするための情報発信支援

仁尾マリーナは、瀬戸内海に点在するマリーナの中にあって、最も安全で台風避難も叶うとされているマリーナです。実際に瀬戸内海に台風が接近する時には、仁尾マリーナに避難するという暗黙の認識がヨットやボートマンにはあります。それは、施設の堅牢性もさることながら、収容能力、大型艇も着けることができる桟橋、大型クレーンの存在、広いヤード、整備能力が評価されているためです。通常年であれば、年間のビジター艇数は100艇を超えるといわれています。こうした条件に恵まれている仁尾マリーナに、上記「1.マリーナホスティタビリティー向上支援」と「2.マリーナの賑わい演出支援」に情報発信支援を加えることで、仁尾マリーナを瀬戸内海クルーズのメッカに変えていくことができると考えています。NYOCは、このための活動を支援していきます。