2024年3月ショートクルーズ2日目は「牛窓港」、県営桟橋の利用が出来るように

(HAPPY艇からの寄稿記事)
これまで6年間、「HAPPY」とともに日本全国約150箇所近くの港を訪ねてきました。ですから、今後はクルーズの多くが再訪問の旅になります。よくも回ったものです。そしてちゃんとそれぞれの港を絵に浮かべることができているのです。時々昨日食べた夕食メニューも中々思い出せなくなっている時があるのですから不思議です。

今日訪れた「牛窓港」は、航海ブログを見ると4年ぶりでした。当時はコロナ禍の最中でしたが、「応援割引」という旅行者向けのインセンティブプランがあって「ホテルリマーニ」の専用桟橋につけました。それ以外の方法で、「牛窓港」に艇をつけられる泊地がなかったからです。当然、滞在中は港周辺を歩いて、着けられそうな場所を探していました。その時、余り使われていない桟橋(写真)があることを確認していました。しかし、利用のルールが分からず、ただ「あそこに着けられたら良いのになぁ」の感想を持つだけでした。

それが、去年(2023年)11月から、「牛窓かぜまち桟橋(ビジターバース)」としてこの立派な浮き桟橋が解放されていた事がわかりました。この際、それを実体験するため、寄港することになりました。ご覧のように大変立派な桟橋です。

手続きは桟橋目の前の「瀬戸内きらり館」で行います。予約対応もここの中にある「観光協会」が対応しています。「3日前までに予約をしてください」がルールですが、空いている場合は柔軟に対応してくれます。

「小豆島(草壁港)」から「牛窓港」までは、23マイルほどで、一時間で着きました。予報通り朝から小雨、霧状態でしたが、視界は十分にあり安全な航海でした。

午後は「長船刀剣博物館」の見学、行ってみたいとかねてより思っている「日生港」の実地調査、海面係留権利つき別荘分譲で一時有名になった「レジーアマリーナ」の見学に充てました。

まずは「備前長船刀剣博物館」に行きました。刀鍛冶の仕事はよくNHKの番組で紹介されているのであらかたの想像がついていましたが、時代劇の中で名前のよく出る「備前長船」の名刀を実際に見るのは初めてでした。次に、「レジーアマリーナ」に出向きました。まずは、下記の写真をご覧ください。おそらく、このマリーナは事実上破綻してしまったのではないでしょうか。「廃墟化したマリーナと同じく廃墟化した別荘群」という説明しかできません。宴の後とでも言いましょうか、唖然としてしまいました。

上から順に、① スタッフもおらず鍵もかかっていない、幽霊屋敷のようなクラブハウス。なぜか監視カメラだけが動いていました。

②、③ 大型の艇ももやわれていますが余り稼働はしていないようです。何しろ週末土曜日なのに人っこ1人いないマリーナでした。

④ もはや、地盤沈下で傾いている別荘群。もちろん、周辺は草刈り等の整備もされていません。捨てられた町のイメージでした。そんな状況の中で「海面係留権利付き別荘」分譲中と言われても興味も湧きませんね。

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