2024年2月ショートクルーズ1日目は、毎度の「岩城島」

(HAPPY艇からの寄稿記事)

今年(2024年)は、能登半島を襲った大地震と津波で始まりました。実は今年の春夏(5月、6月)ロングクルーズは新潟の「佐渡島」往復を計画していたため、能登半島の泊地研究はかなりやっていました。しかし、災害報道でのTV映像を見て、これは無理だなと思い始めています。能登半島だけでも滝港、能登富来港、輪島港、狼煙港、飯田港、七尾港、富山新港といった港に観光も兼ねて立ち寄るつもりでしたが、まだ数ヶ月あるとはいっても、復興ままならず、いっても迷惑がかかるであろうと思っています。

さて、今年口開けの冬のショートクルーズは、やはり「岩城島」になってしまいました。昨年も2度訪れ、延べにすると両手に近い訪問回数となっています。NYOCの皆さんも自分好みの泊地があるようで、「ビスターリ」なら「三原港」、「フェアリー」なら「六島」といった具合です。私の場合、それが27マイル先の「岩城島」となります。初日の出港は家の片付けや買い出しもあって午後の出港になるからです。今回も13時の出発となりました。

「岩城島」を訪れる時期としてはやはり冬の季節風の合間、それも晴れの日が1番良いですね。海の水はものすごく綺麗、南に開いた港なんで北西の風も強く、通船が入って来ない限り静かな港内です。今見渡せば訪れる観光客は少なく、ヨット、ボートの寄港も冬はぐっと少なくなるので浮桟橋の予約は前日、電動自転車のレンタルは当日で叶いました。明日は、初めてになりますが、自転車で島内一周観光をするつもりです。いつも下ばかりを潜っている「岩城橋」も渡ってみるつもりです。

この「Limone Plaza」の中の売店でレンタル自転車の予約をしました。冬の平常日なら全てのタイプの自転車から好きなものを選べるそうです。もちろん、私たちの選択は電動自転車です。少々お高くなりますが、坂道対策で必須です。係船手続きはその奥の支所で行いますが、休日は裏通用口の宿直職員とやりとりすることになります。愛媛県は基本1トン10円が係船料算出の根拠になります。「HAPPY」は10トンですから10円です。

綺麗な夕日が西に落ちつつあります。沈みゆく西陽を見て「西方浄土」を思い浮かべるようになったのは、果たして幾つになってからでしょうか、そんな思いでこの写真を撮りました。

「岩城島」に来る最大の要因は目の前の居酒屋「よし正」でこの刺身を食べることにあるのだろうと思います。採れたての刺身、普通なら「コリコリ」一辺倒なんですが、なぜか旨味が出ているんです。不思議ですね。

せっかくの電動自転車の予約ですが、明日から雨模様になるそうです。

長らく(3ヶ月)の陸置きでジェネ専用バッテリー能力が大きく低下したようです。出港時のジェネ起動はできず、緊急リレー回路ボタンを同時に押して(メインバッテリーに繋いで)起動させました。今日1日でジェネレータは9時間連続回ったのでバッテリー復活が期待できます。明日は朝のジェネ専用バッテリーによる起動は叶うと期待しています。


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