2023年初夏クルーズ 2日目は「宗像大島」
(HAPPY艇寄稿記事)
「上関室津」を出て次の目的地は「宗像大島」です。「仁尾マリーナ」から「上関室津」までが90マイルなら同じく「宗像大島」までも90マイルなので、この際、海況も良いのでいつもなら立ち寄る「新門司マリーナ」を飛ばして一気に行ってしまおうと考えました。
8時45分に「上関室津」を出港、「関門橋」下を連れ潮3マイルを伴って通過、「玄界灘」に入ってからは風向きは真向かいの南西風3m、波高は50cm、いつもの「玄界灘」とは違い平穏そのものでした。途中岸寄りをフルセールで走るヨットを見かけましたが、この辺りの海図を見ると沖合にコースをとった方が無難と思っていたので、大丈夫だろうかと心配になりました。
そんな事に思いを寄せていると、真向かい遠方から黒煙に包まれた艇がこちらに向かっている事に気づきました。今時黒煙をあげて高速で走る船?だいぶ古いのかなぁと思って、双眼鏡を覗く事しばし、ようやく船首部に青の2ラインを確認、「あら、巡視船だ!」、お互いが十分に視認できる距離に接近し始めた頃からは黒煙が消えていました。どうやら減速したのでしょう。巡航速度で船名が読める距離でのすれ違いとなりました。きっと向こうも双眼鏡でのぞいているに違いないです。
瀬戸内海から出ていく艇の航海区域違反を指導する!という話を最近聞いたことがある。今まで何度も通過する「関門海峡」ではあるが、今までに臨検を受けたことはありませんでした。係留されていた巡視艇から連絡されていたのであろう。私の艇は「沿海」なので航行海域の制限はありませんが…。
尚、「むなかたおおしま海の駅」がいっぱいの時は、フェリーターミナル右横の黄色岸壁の利用が許されているようです。防舷用の黒いゴムが設置されている箇所(それ以外は岸壁がえぐれてフェンダーに効きが悪い)が良いです。但し、風向きによっては快適ではないでしょう。
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