2023年「初夏クルーズ」に向けて整備完了、「岩城島」1泊2日で検証!!
(HAPPY艇よりの寄稿記事)
2023年5月24日(水)12時50分に「仁尾マリーナ」を出港して27マイル先の「岩城島」向かった。到着は1時間20分後の14時10分、このショートクルーズの目的は、5月の1ヶ月を費やした整備内容を確認するためである。この航海中に全てを動作させて、改めて異常のないことを検証したい。そうしておかないと、来月からのロングクルーズが不安を伴ったものになってしまう。
実は私は航海に関しては相当に臆病で、一旦洋上に出ると早く陸に戻りたい、できるだけ海の上にいたくないと考えて走っている。洋上にいると、いつも風が強くなって海況が荒れたらどうしよう、漂流物との衝突があったらどうしよう、警告音がしたら嫌だなぁなど邪推して海面を凝視している時が多い。海面ばかり睨んでいるので、瀬戸内海をホームゲレンデしてもう7年になるが、各島々の名前を覚えきれていない。
この点で洋上での時間をこよなく愛するヨットの方々とは真逆になる。大型ヨットに乗せていただいた時、オーナーがさほど周囲を注視せず、何かが艇に当たった時でも「何んでしょうね、今のは?」と笑っていた。「あぁ、ボートの航海とは違うなぁ、余裕あるなぁ」と参ってしまった。
いずれにしても、来月からのロングクルーズ(40日)、今回の試験航海で少し萎えていた自信が復活するはずだ。
往復ともは風、波ほとんど無い中、25kt、時に30ktで走った。これで機関、油圧、水温、排気、燃料漏れ、オートフラップ、航海計器、エアコン、ジェネレーター等に異常のないことが確認できた。
「岩城島」では船中泊をして、キッチン、サービスバッテリー、冷凍冷蔵庫、シャワー、洗面、トイレ等の各種アコモデーション類が正常作動するか同じく精査した。そして、本日帰港してエンジンルーム内のビルジチェック(要追加清掃)、発電機室のビルジチェック(要冷却水漏れ防止)アンカー(要落下防止ロック動作不良)、ワイパー(要軸曲がり調整)、予備燃料電動ポンプの動作確認、ポリタン給油ポンプ(要更新)を発見し、それぞれ問題箇所をクリアにした。
帰港後は食料、荷物、テンダーの積み込みに備えるため、上架せず桟橋係留にしておいた。指定された場所は、残念なことに200V陸電は取れない場所であったが、贅沢は言えまい。
今後、台風2号、自宅の草刈り作業との折り合いを見計らいながら、出港日を決めるつもり。入れ違いに「ビスターリ」(タルガ)が出港、お互いに警笛を鳴らしてのご挨拶だった。果たして、どこへ向かったのであろう。得意の「三原」だろうか。
0コメント