テンダーボートの保管方法(ガレージ内に吊るす!)
(HAPPY艇からの寄稿記事)
テンダーボート(アキレスLF-297RU)を使わない時、何処に閉まっておくか?通常なら、空気を抜いてロールアップして何処かの隅に置いておくことになるが、これを長く続けると折り目のところから劣化が始まってしまいやすい。空気を入れて形を損なわずに保管するのにはどうしたら良いだろうか。検討した結果、ガレージ屋根竜骨からの吊り下げ保管に行き着いた。このほど、それが完成。担当した「サンガレージ」(三崎社長、NYOCメンバー)作業場でのお披露目となった。因みに「レクリューズ」もデッキオーニングとドジャーを頼んでいると聞いている。
ポイントはインフレイタブル艇ゆえに、如何に吊り下げ保管中の艇体への負荷を軽減するかである。そこでボート底部に木枠、上部はクロスした鉄枠を使って吊り上げ時の荷重がボートにかからないようにした。
ボート自体(25キロ)に上下の鉄と木の重さ(10キロ)が加わるので全部で35キロ、これをテークル(上下各2個ブロック滑車)だけで引き上げるにはそれなりの辛抱、それも手袋して一回はクリートに仮止めして休まねばならない事がわかった。かといって楽に引けるよう4個ブロックにすると、上げ切った後のロープ余りの量が相当長くなってしまう。
よって、上下2個ブロック滑車を前提として、引き上げは人力ではなく電動ホイストを追加注文した。ホイストの価格は数万円程度のものだが、所詮中国製、早期に壊れていきなり落下のリスクも想定せねばならない。この分については落下防止の予備索をつけて解消することにした。まだ、請求は来ていないが、ボート自体の価格(約20万除く船外機)とのバランスもあるので、どうなることやら。
本件これにて一件落着、あとは据え付け工事を残すのみとなった。
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