2024年4月ショートクルーズ3日目、アインシュタインの「相対性理論」に納得!

(HAPPY艇からの寄稿記事)
昨日は予定していた弓削島「かみじまちょう・ゆげ海の駅」において、どうやらこの数日間続いていた濃霧(濃霧注意報発令)のため艇の滞留が起こったようでした。ボート乗りの私はこれを忖度して泊地を岩城島「かみじまちょう・いわぎ海の駅」に変更して、ヨットの皆さんのためにスペースを空けました。こんな時は、ボートはヨットと違って、機動力があるので泊地変更に容易に応じられるからです。

明けて翌日、午前10時、いわきじまを出港しました。「岩城島」、「仁尾マリーナ」間は30マイルほどの距離ですが、毎回の移動時間は微妙に違います。今回はいつもより10分早い1時間で通常の1時間20分より早く「仁尾マリーナ」に到着しました。80分が60分だから25%も時間短縮となったわけです。

話は飛びますが、最近アインシュタインの相対性理論に興味が湧いています。「光速度不変」、重力による「時空の歪み」というものです。それによると、大きな質量の星があるとその周辺の時空は歪むらしい。そこを通過する光はその歪んだ空間の中を通り抜ける時、その歪んだ空間に沿って進むので、その分、その影響を得ずに直進する光よりも速度は同じでも到達に要する時間が遅れるのだそうです。これが今までピンときませんでした。それが今回体感できたのです。

海上の表面をなぞるように走る船だから体感できたのだと思います。 走った時間は丁度、大潮の潮止まりの時間帯で、つまり海面は潮汐の上がり下がりを受けず、平らだったはず、これは宇宙空間なら歪みのない空間ということです。そしてコースは同じでも、今回回避操作なし、風は無風、波もない、潮流も止まっていたのです。後者なら今まで通りの仮説です。

この裏付けのために航跡ログを見ると、走行距離がなんと27マイルでした。普通は32マイルぐらいを記録するので5マイル(16%)も短く走ったことになります。確かに、その距離なら10分短縮になります。なぜいつもの航跡を辿って走ったのに距離が5マイル(約10キロ!)短くなったのでしょうか。そうです、海面に重力(引力)による歪みの影響が少なかったのです!

 いつもホームポートに帰る日のブログコンテンツは書く内容に困ることが多いです。でも最終帰路の記事を上げないと読者から「まだ帰っていない?何かトラブル発生?」ともなりかねない。それでそんなことを書いてみたのだが、いささか話が飛び過ぎました。

マリーナに戻れば、ビジター艇が上架して船底を高圧洗浄していました。僚艇の「KIKI」も上架していました。「仁尾マリーナ」は艇の整備スペースが広いので、瀬戸内海各所に海上係留しているヨットも整備にやってきます。このビジター艇は40f超えの大型アルミハルのヨット(トリンテラ)でした。海上係留艇はこの時期、本格シーズンを前にして船底掃除とペイント作業の追われています。2つの陸置きレンタル船台、2つのスロープ式船台はフル稼働のようです。一方で、マリーナヤード担当のベテランスタッフが1人、「東京夢の島マリーナ」に急に転勤になったし、働き方改革も加わって常に誰かが休んでいる状態です。マリーナ運営が大変そうです。


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