2023年秋(11月)ショートクルーズ「瀬戸田港」(立ち寄り)
(HAPPY艇よりの寄稿記事)
写真は「高根大橋」(海面高23m)側からアプローチした際に見える「瀬戸田港」の浮き桟橋の形状です。奥側の三角屋根桟橋は「尾道」や「三原」からのフェリーが頻繁に使うので手前の古い桟橋が利用可能となっています。「三原港」から「瀬戸田港」まではわずかに7マイルです。「瀬戸田水道」の幅は狭いので潮流速度は早目になります。そして水路を通過する艇の引き波の勢いが強いままに艇体にあたります。この日は風もなく、潮も小潮なので潮流影響もなく着岸はスムーズに出来ました。
今日の泊地は伯方島の「有津港」ですが、「AO艇」のクルーズ動画を見て「瀬戸田」の変わりようにびっくり、というわけでこの目で前回(3年半前)との比較も兼ねて探索してみようと考え、立ち寄ることにしました。行って、びっくりしました。地方創生も行政、地方創生推進隊、地元みんなの応援、外部資本の導入をセットにすれば、こんなに立派にできるんだと思いました。
その計画は「しおまち商店街」を軸に街の美観向上を中心に進められていました。商店街は歴史的風致維持向上計画の中で「ミニ倉敷」の様相にすっかり変わっていたのです。当地においてはコロナ禍の3年は街を観光コンテンツ化するための改修期間だったと思いました。これは「厳島」も同様でした。コロナを嘆くのでなく、飛躍の準備期間として利用する、並大抵の覚悟ではできないでしょうが、素晴らしい成果を出した様です。
平日にも関わらず観光客、しまなみ海道を走るサイクリストが街を回遊していました。桟橋には200Vも含め給電、給水ができる様になっています。桟橋の利用も電話一本で対応してくれ一時利用料は取られませんでした。
これに対して、従来型からあるいわゆるご当地観光コンテンツには人気が余りありませんでした。観光客の種類(外国人、サイクリスト、若者)が昭和の団体旅行から変わりつつある中で、これにうまく乗り切れていないという事なのでしょうか。
下写真は順に「耕三寺」、「向上寺」、昔からある、地元常連で賑わっていた居酒屋です。前回、ここで呑みましたがなかなか良い店でした。確かに今風ではなかったですが。
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