2023年初夏クルーズ、五島列島「若松港(若松島)」、理想な泊地です!

(HAPPY艇からの寄稿記事)
「鯛ノ浦」を7時45分に出港する長崎行きの高速双胴船を追いかけるようにしてこちらも出港しました。次の目的地「若松港」は一泊しかしないので、早めに着いて色々泊地探索したいと思っています。

たった17マイル、45分の移動でしたが、昨日終日強風波浪注意報が出ていた海上でしたので、その名残りの波が多いにありました。上の写真S印が鯛ノ浦港、G印が若松港ですが、「若松瀬戸」に入るために岬を交わすまで、波高さ1m、時々1.5mの海況が続きました。風は南でしたから、南下する「HAPPY」にとっては、向かい波、半滑走艇ですから基本叩かれ基調となります。「若松瀬戸」に入れば海上は静穏になり、「若松大橋」を潜って即、左に転針して滑るように「若松港」浮桟橋につけました。

「鯛ノ浦」泊地があまりにも静かだったので、キャビン内を荒天仕様をせず出てしまい、「若松港」に入って、船内に入れば小物類が随分と散らばっていました。整理整頓だけで実害はなかったのが幸いです。しかし、艇を着ける際、「離しの風」であったためもやいに手間取り、艇が桟橋から多いに離れてしまいました。少々慌てて桟橋上に残してあったスターンラインを撮りに行こうとダッシュしましたが、その足が伸び切ってテンションがかかっていたバウラインに引っかかり、転倒して肋骨を多いに打っててしまいました。今も打ち所が痛く「ロキソニン」湿布薬を貼って宥めています。転んだ時、最初に思ったのが、「これ誰かに見られていたら恥ずかしい!」だったのには自分で自分を笑ってしまいました。

2019年の五島列島クルーズでは「奈良尾港」に着け、翌日「若松瀬戸」を通過して「荒川港」に向かいましたが、今回は「福江港」に真っ直ぐ向かわず、ヨットマンの間でも泊地として評判の良い「若松港」を訪ねる事にしたのです。印象としては「有川港」(利便)と「鯛ノ浦」(静穏)とすればそれぞれの魅力を足して2で割ったようなところでした。

この写真は「若松大橋」です。右隣の島が「中通島」、これを結ぶ橋で「若松島」への来島者が増えることが多いに期待されたとのことです。しかし、御多分に洩れず実際は大いに島の若者が出ていってしまったと聞かされました。「橋で無闇に繋がない方が良い、つながっていない方が島の価値が守れる」という意見にも頷くところがあります。

午後からは完全な夏日となり、陽射しよけの大きな帽子をかぶって泊地探検をしてきました。まず、水は桟橋に水栓があり、使えます。トイレはフェリー待合所、深夜しまっていれば公園にもトイレがありました。燃料はENEOSが近くにありました。食料調達なら小型店舗型の「Aコープ」があり、一通りここで間に合います。それどころかここで求めた刺身の盛り合わせがとてもおいしかったです。飲食のできる店は数件ありましたが、長かったコロナ禍によるだいぶ青息吐息であったろうことが窺い知れる雰囲気でした。ただし一軒だけやっている割烹料理屋があり、予約照会したところ「前日予約のみ対応している」とのことで、この地でも1人居酒屋体験は無理となりました。

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