これがペラに!レスキューしてもらいました。しかし、参りました!
(某艇よりの寄稿記事)
4月27日、今日は休む事ができたので朝から出港。いい風が吹いていて我が艇も嬉しそうにサクサク走りました。「ああっ、ヨット持っていて良かった。最高だね」などとひとりにんまりしながらしばしの至福の時間を海上で過ごしていました。そろそろ、帰ろうと思ってマリーナに向かい、いつものように入港準備開始、セール降ろして機走に切り替え、入り口までもうすぐと思った瞬間、ドスン、「あっ、何かを巻き込んでしまった!」と艇を止め、後進かけても外れず、結局ニッチもさっちも行かなくなってしまいました。
風は北西6〜7m、もう一度、メイン上げて風入れて、帆走できる状態に戻すと言ってもマリーナの岸壁までのルーム(余地)は余りありません。舵が効くまでにマリーナの東側岸壁に吹き寄せられる可能性もあるなと判断しました。もしこうなると、岸壁に擦り付くマストを見て皆が騒ぎ出す可能性もあるし、下手すればマリーナ堤防のテトラへの座礁もあり得る!ヤバい、SNS、ユーチューブに上がる自艇の記事が頭に浮かんでしまいました。
そこで「ここはまずアンカー打って一旦落ち着こう!」と判断しました。水深6mの場所でした。バタバタとアンカーを降ろして、やれやれの作業でした。ああっ疲れた!さてどうしようか?「そうだ、マリーナの入り口はすぐそこ、マリーナに連絡すればのレスキューに来てくれるかもしれない?」と考えました。途中、「ビスターリ」が入り口から出て来ましたが、手を振るのも事が大袈裟になるのであげられませんでした。K氏も情けない状況になっている私を見て、あえて見て見ぬふりをしてくれていたのかもしれません笑
結果、無事、サービスのO氏がレスキューにやってきて曳航して貰いました、到着してペラにかかってしまった海藻を取り出しました。それでホッとしたのも束の間、捨てるため、海藻タバを持ってサービスヤードを歩いていたら「HAPPY」オーナー夫妻が船底を塗装中。なぜ今日なの?それも2人で…。好奇心旺盛なW氏が早速「なんですかそれ?大物釣り上げましたね、食べるんですかぁ」との声がけ、それで事の顛末を吐露したところ、「このネタ、皆も興味ある話なんで、顔を出さない条件でニュースにして良いですか?」となってしまい、写真撮影にも応じちゃいました。
働いている人もいるかもしれない連休のなか日にひとりヨットを出してナイスな時間、そのツケが早速回って来たと考えて、自虐ネタとしてオーケーしました。しかし、皆さん、この写真の海藻塊、海上には浮いていませんでした、せめてもの私からの言い訳です(笑)
(事務局より)
この度は自虐ネタにもかかわらず、取材協力ありがとうございました笑。でもこの海藻、名前なんというのでしょう? 根にしっかりドロもついていたので、その重さで海中に留まって、入り口付近でヨットが来るのを待っていたのですね。まるで機雷みたいですね。
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