2023年初夏クルーズ、瀬戸内海に入り「姫島」に着けました！

（HAPPY艇からの寄稿記事）

昨日は一晩中、ハルに当たる小さい波の音が続きました。「うみんぐ大島」は南に開口部があるので南風だと外からの波と港内で起きる小波でざわざわするのです。こんな時、役に立つのが「ボーズ社製のノイズキャンセリングヘッドホン」です。このお陰で、波音チャプチャプ状態でもお構いなく眠ることができます。随分と助かっています。

朝を迎えて早速、天気予報を見れば、宗像大島にも強風波浪注意報、昨日は強風注意報だけだったのに「波浪」のに文字が増えていました。しかし、「Windy」での風予想を見ると南8m、波は1mと予測されていたので、躊躇なく8時に「姫島」に向け「宗像大島」を出港しました。

往航では「上関室津」→「宗像大島」（100マイル）でしたが、今回は「上関室津」に強風注意報が出ていたのでそれを取りやめ、久しぶりの「姫島」（71マイル）入りをしてから「上関室津」に向かうことにしました。。

あらかじめ、「姫島」の潮汐を見て、8時出港だと干潮時間（12時）の入港（実際には11時到着）になることは承知の上での出港でした。「姫島」には浮き桟橋そのものがないので岸壁着けになります。ですから引きいっぱいの時間は避けるべきなのでしょうが、着岸時の風が南東数メートル（寄せの風）と予測されていたのでこれなら良かろうと判断しました。とは言っても岸壁を見上げての着岸にはなりましたが…。

私にとって「姫島」の魅力は、イコール「拍子水温泉」の魅力です。温泉には島内を循環する無料の村営バスを利用して行きます。そして、この「姫島」はこの島のみで「姫島村」という行政単位、何やら、独立国みたいな面があります。

この温泉施設も村営です。早くに利用したので最初は貸切状態、そのあと地元のシニアの皆さんが続々集まってきて、よもやま話、私もその仲間に入ってしまいました。艇に戻ってみればヨットも入ってきました。北別府北浜からのヨットでした。彼もシングルハンド、その気持ちがわかるので、立ち話程度で別れました。