キャビンで光る真空管を見て、心を温めています!

(匿名艇からの寄稿記事)
「寒い時期の船中泊、キャビンの照明を少し落とし、ほんのりと光る真空管を見ていると暖かい気分になる」と話したところ、それを聞いた事務局からぜひネタにしてくださいとの要望メールが来てしまいました。ご要望に添えるかわかりませんが下記に思うところを記事寄稿させてもらいます。

①製品について

今までヨットに載せていた古いラジカセが故障したのでネットショッピングで代わりを探していたところ、このアンプを見つけデザインが気に入り衝動買いしました。中華製アンプの完成品で出力は10W(5w+5w)です。この製品は小型化のためアンプの電源部を真空管を使わないスイッチング電源にしているのでフル真空管アンプではありません。プリ管(中央の小さい球)は12AX7、パワー管(左右の大きい管)は6L6が使用されています。この真空管は中古も含め互換球が色々と販売されているので差し替えて楽しむことができます。球の価格はピンキリで安いものは3千円程度から、人気のビンテージ管だと10万円近いのもあります。

②取り付け作業について

取り付けは電源のACを引いた程度、私の艇はインバータを載せていないので桟橋陸電接続時のみ使用可能です。苦労した点は奥行きの少ない設置場所になんとか収まるように何度も寸法を計り直して台座を作りました。ヨットの壁は局面なのでピッタリ合わせるのに時間がかかりました。また、素人作業ですが船内木部との調和や配線を隠すなど色々工夫して後付け感満載!とならないようにしました。

③使ってみて

まず真空管は熱を持ちますが、冬の暖房効果はほとんど期待できません(笑)音に関してはヨットの狭いキャビンだと低音が反響して聞きづらいので、小型のフルレンジスピーカーで控えめに鳴らしています。BGMとして聴くならこのくらいがちょうどいいです。耐久性については海上係留艇なので船内でいつまで持つのか心配です(約1年経過)。


最近、楽天で同じ製品が8万9千円で売られていました。1年前の3倍ですよ、びっくりしました!


事務局より

本記事は寺社の所有秘仏の披露に該当するので、念の為匿名で記事をアップロードしました。もちろん、メンバー各位には、お分かりでしょうが…。高知の出張先ホテルからのわざわざの寄稿、感謝します。

Nio Yacht Owners' Club

仁尾ヨットオーナーズクラブ - NYOC(仁尾マリーナ)

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